4/3-6/9 栃木市立美術館 「アルフォンス・ミュシャ 魂と装飾の芸術」
4/3-6/9 栃木市立美術館 「アルフォンス・ミュシャ 魂と装飾の芸術」
アルフォンス・ミュシャ(1860~1939)は19世紀末にヨーロッパで流行した芸術様式、アール・ヌーヴォーを代表する芸術家です。現在のチェコ共和国に生まれ、幼いころから描く事が好きだったミュシャは、絵の道を志してドイツやフランスに渡るも始めは無名のままでした。一躍人気の芸術家となったきっかけは、サラ・ベルナール主演の舞台ポスターを制作したことにあり、その後もポスターを中心に華やかで可憐な作品を生み出していきます。輝かしい成功を収めながらも徐々に芸術家として祖国のスラヴ民族のために大作を残したいと思うようになったミュシャは、アメリカで資金を集めてから、独立を果たした祖国に戻ります。本展ではミュシャの華やかな装飾の芸術と、根源にある民族としての魂を表す芸術をご紹介し、その生涯の画業を追います。